日本史 / 第03巻

平安時代

ことばが咲く。力が、移る。

平安京と藤原北家、摂関政治、荘園と宋との交易。仮名文学・浄土の美術から、院政・武士・平氏政権へ。

縦書きの本文を、ページをめくりながら。図表はそのまま、横書きでじっくり読めます。

全18章・人物32項目・用語44項目
年表・図表・出典付き / 登録なしで読めます。

装画・図解は学習用のオリジナル

平安時代

794–1185 / がっけんぽスタディ

三つの都を、混ぜずにつなぐ
都遷都次の学びにつながる点
藤原京694年飛鳥の制度整備と計画都市
平城京710年奈良の官僚制・寺院・国際文化
長岡京784年奈良から平安への移行の途中
平安京794年長い都市の歴史と政治の変化
最澄と空海を読み分ける
人物中心となる教え・拠点年代の目印
最澄天台宗・比叡山延暦寺804年渡唐、805年帰国、806年の公認
空海真言宗・高野山金剛峯寺など804年渡唐、806年帰国、816年高野山の許可
藤原北家を、実子と養子で読み分ける

奈良時代の房前の系統から、途中の世代を経て冬嗣へ。

藤原冬嗣
  1. 冬嗣の子長良

    基経の実父。良房と兄弟。

  2. 冬嗣の子良房

    基経の養父。清和天皇の外祖父。

基経実父:長良 / 養父:良房

基経から、主要な親子の線を抜粋

  1. 忠平
  2. 師輔
  3. 兼家
  4. 道長
  5. 頼通

各項目の間は親子の関係。すべての兄弟・配偶者・別の家系は省略しています。道長の娘・彰子らを通じた天皇家との婚姻も政治に重要でした。

税を集める関係の変化を、役割で整理
  1. 耕す地域の人々

    田を耕し、生産とさまざまな負担を担う。

  2. 負担をまとめる名・負名など

    田地や負担のまとまりを通して、徴税を引き受ける。

  3. 国を運営する受領・国の役所

    地域の運営と、中央への納入に責任を負う。

  4. 政治と儀式を支える朝廷

    物資や収入を受け、官位や任命を通じても地域に関わる。

九〜十一世紀ごろの変化を理解するための概念図。単一の年に全国が同じ形に切り替わったわけではなく、地域・土地・負担の種類で関係は異なります。

荘園を読むときの三つの質問
質問確かめること短絡を避けるために
誰が関わる?耕作する人・現地の管理者・寺社や貴族土地の持ち主一人だけでは説明できない
何が免除?税の種類・根拠の文書・承認した相手すべての税が必ず免除ではない
いつの話?初期荘園・寄進地系荘園・荘園公領制奈良と平安後期を同一視しない
作品は、種類と語り手も一緒に
作品主な担い手読むときの視点
竹取物語作者未詳成立年を一点に決めない
土佐日記紀貫之作者と女性の語り手を区別
枕草子清少納言観察・回想・列挙などの多彩さ
源氏物語紫式部物語をそのまま史実にしない
蜻蛉日記藤原道綱母生活と回想の表現
更級日記菅原孝標女読書・旅・信仰を振り返る
政治の中心は、重なりながら変わる
  1. 九〜十一世紀摂関政治

    藤原北家の外戚関係と、天皇を支える摂政・関白。

  2. 1086年〜白河の院政

    退位後の上皇が、側近・院の役所・荘園などを通じて主導。

  3. 1156年・1159年保元・平治の乱

    皇位・家の継承・院の側近の対立に、武士の力が関わる。

  4. 1167年〜平清盛と、その先

    太政大臣・婚姻・交易・武力を用い、朝廷の中枢へ。鎌倉への過程が続く。

前の担い手が消えて次と交代するだけの図ではありません。天皇・摂関家・院・寺社・武士は並存し、協力と対立を重ねました。