日本史 / 第02巻

奈良時代

国家をつくる。ひとが、動く。

平城京、律令、税と暮らし。藤原氏のつながりから、大仏・鑑真・万葉集・国際交流まで。

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全18章・人物39項目・用語60項目
年表・図表・出典付き / 登録なしで読めます。

装画・図解は学習用のオリジナル

奈良時代

710–794 / がっけんぽスタディ

最初につかむ、時代のつながり
前の時代から奈良時代の挑戦次の時代へ
大宝律令・藤原京平城京と官僚組織を運営長岡京を経て平安京へ
天皇を中心とする国家づくり皇族・貴族・僧侶の政争藤原氏も世代・家ごとに変化
大陸・半島からの学び遣唐使・仏教・天平文化文化と制度は形を変えて続く
平城京と平城宮を、上から見る
北の中央に平城宮。朱雀大路の西側が右京、東側が左京。東には外京が張り出す平城京の概念図。平城宮政治・儀式・天皇の生活朱雀門右京西左京東朱雀大路外京北全体が「平城京」

宮から南を向く天皇が基準なので、東が左京、西が右京。区画・施設を単純化した概念図で、縮尺や条坊数は実測どおりではありません。

台帳と土地を、役割で整理
しくみ主な役割覚え分け
戸籍身分・親族関係などの基本台帳原則6年ごと
計帳年ごとの住民・課税情報を把握毎年
班田収授口分田を配り、回収・再配分帳簿と土地を結びつける
条里地割耕地を区画して位置を整理都市の条坊制と区別
基本の負担を一枚で
用語内容暮らしとのつながり
租田の面積に応じた稲収穫した稲の一部を納める
庸都の歳役に代える布など織物などを準備する
調繊維製品・地域の産物など地域の生産と家族の手仕事
雑徭地方の土木工事など農作業の時間も削られる
運脚都への輸送長距離移動と費用の負担
兵役・出挙軍務/稲の貸付と利息労働力・家計に影響
藤原四家と、皇室との主な関係
父 藤原鎌足子藤原不比等

不比等の4人の息子 → 四家の祖

  1. 南家武智麻呂むちまろ

    子に藤原仲麻呂

  2. 北家房前ふささき

    後の平安時代にもつながる

  3. 式家宇合うまかい

    子に藤原広嗣

  4. 京家麻呂まろ

    四兄弟の一人

不比等の娘宮子 + 文武天皇子聖武天皇
不比等と三千代の娘光明子 + 聖武天皇子孝謙・称徳天皇同じ人物の二度の即位

主要な親子・婚姻関係を抜粋。不比等は聖武天皇の母方の祖父で、皇后の父でもあります。配偶者・子女の全員を示したものではありません。

藤原四家を、奈良時代の次の世代につなぐ
家の祖主要な子・孫本文で追う場面
南家・武智麻呂子:仲麻呂孝謙・淳仁朝の政権、764年の乱
北家・房前子:永手称徳朝、770年の光仁擁立
式家・宇合子:広嗣・良継・百川/良継の子:種継740年の乱、後半の政局、長岡京造営
京家・麻呂子:浜成歌学・奈良時代後半の政治
聖武朝の都の移動
  1. 710〜
    平城京元明天皇の遷都から
  2. 740
    恭仁京国分寺の詔は741年
  3. 744
    難波京紫香楽への行幸も続く
  4. 745
    紫香楽宮大仏の詔は743年、都となる前
  5. 745
    平城京へ戻る東大寺で大仏造立を進める

行幸先・宮の造営と、正式に都を移す時期は区別して整理しています。

仲麻呂を軸に追う、政治の変化
  1. 749〜
    孝謙天皇のもとで仲麻呂が台頭光明皇太后とのつながりが後ろ盾に
  2. 757
    橘奈良麻呂の計画が発覚仲麻呂に対抗する人々が処罰される
  3. 758
    淳仁天皇が即位仲麻呂は恵美押勝の名を得る
  4. 760
    光明皇太后が死去仲麻呂が後ろ盾を失う
  5. 764
    仲麻呂が敗死、称徳天皇が即位孝謙上皇が再び天皇に
混ざりやすい、二つの事件
年人物と立場結果
757橘奈良麻呂:仲麻呂に対抗計画が実行前に発覚し、仲麻呂が優位に
764藤原仲麻呂(恵美押勝):孝謙上皇側と対立仲麻呂が敗死、淳仁廃位、称徳が即位
書物の目的を比べる
成立・命令書物何を伝える?
712年古事記神話・天皇の系譜や物語
720年日本書紀年代順に記す国家の歴史
713年に編纂命令風土記土地・産物・地名・地域の伝承
751年懐風藻漢詩と知識人の教養
8世紀後半に編纂、過程は不明万葉集多様な作者の和歌。最新の年次を持つ歌は759年